MiniMax H3 vs Seedance 2.0
実際の制作ブリーフ10件を使用し、同一のプロンプトと参照素材で3つのモデルを比較しました。生成結果を並べて確認しながら、それぞれのモデルの特徴や違いをご覧いただけます。
ケース01 — 失われた海底都市をテーマにしたショート動画(3モデル同条件で生成)
スペック比較
以下の値は各モデルの公開ドキュメントに基づく能力です。ベンチマーク点数や盲検テストの主張は含めず、事実を並べています。
| 項目 | MiniMax H3 | Seedance 2.0 | Seedance 2.0 Mini |
|---|---|---|---|
| 開発元 | MiniMax | ByteDance | ByteDance |
| アーキテクチャ | Omni-Modality Transformer | Dual Branch Diffusion Transformer | Dual Branch Diffusion Transformer(軽量) |
| 配備とアクセス | オープンウェイト。MiniMax公式API/オープンプラットフォーム、Volcengine、プライベート/オンプレ配備に対応 | Topviewでホスト。Dreamina(CapCut)や公式API(fal.ai、Together AI、Cloudflareなど)でも利用可 | Topviewでホスト |
| 解像度 | ネイティブ2K(2560×1440) | 480p / 720p / 1080p | 480p / 720p |
| 尺 | 1ショット 5s–15s | 1ショット 4s–15s | 1ショット 4s–5s |
| 画像入力 | 最大9(参照合計最大12) | 最大9(参照合計最大12) | 最大9 |
| 動画入力 | 最大3クリップ(参照合計最大12) | 最大3クリップ(参照合計最大12) | 最大3クリップ |
| 音声入力 | 最大3ファイル(参照合計最大12) | 最大3ファイル(参照合計最大12) | 最大3ファイル |
| ネイティブ音声出力 | セリフ+音楽+リップシンク | セリフ+環境SFX+音楽(Seed Audio 1.0) | なし |
| 多言語リップシンク | グローバル多言語 | グローバル多言語 | 該当なし(音声出力なし) |
| 向いている用途 | 2K映像、オムニモーダル編集(声質変換、シーン編集など) | シネマ品質、マルチショットの連続性、物理リアリズム | 高速なコンセプト検証、超低コストのプレビュー |
各モデルの公開ドキュメントとリリースノートから整理。「未公開」はベンダー未開示の項目です。
各モデルの強み
MiniMax H3
オープンウェイトモデルの柔軟性
セルフホストやファインチューニングが可能で、MiniMax H3を自社パイプラインへ統合できます。
プライベート/オンプレ対応
データ所在やセキュリティ要件で純クラウドAPIが難しい場合でも、管理下のインフラへ配備できます。
ネイティブなマルチモーダル統合
テキスト・画像・音声・動画のガイドを、分岐処理ではなく一度のネイティブ生成でまとめます。
Seedance 2.0
マルチショットのストーリー構成
Dual Branch Diffusion Transformerにより、複数ショットを一貫したシーンへつなげます。
豊富な参照入力に対応
画像最大9、動画最大3、音声最大3で、より細かくコントロールできます。
8言語以上のリップシンクに対応
ネイティブのセリフ・効果音・リップシンクを8言語以上で生成します。
Seedance 2.0 Mini
高速・低コストの反復
本レンダリング前に、テキストと画像からプレビュー動画(ドラフト)を迅速に生成できます。
プロンプト検証向け
コンセプトや広告フック、SNS向けクリップ案を数分で検証し、本番はSeedance 2.0へ切り替えられます。
同系統の軽量版
Seedance 2.0と同アーキテクチャの軽量ティアで、高速生成・低コスト。
ワークフローに合うモデルは?
プロジェクトの種類に合わせて選びましょう。
本制作前の広告コンセプト検証
テキストから4〜5秒のプレビュー動画(ドラフト)を素早く生成し、本レンダリング前にアイデアを確認できます。
マルチショットのブランドストーリーや短編
ショット最大約15秒と豊富な参照入力で、一貫したナラティブを組めます。
セルフホストやプライベート/オンプレ配備
オープンウェイトモデルとプライベート配備により、純クラウドAPIに頼れないチームにも適しています。
多言語セリフとリップシンクのローカライズ
8言語以上のネイティブリップシンクが、グローバルな吹き替え・ローカライズに対応します。
低コストで大量に生成・検証したい場合
速度とコスト効率を重視する位置づけで、多数のバリエーション生成に向きます。
SNS向け動画のアイデア検証・プレビュー
軽量なテキスト+画像フローで、公開可能なプレビュー動画を素早く作れます。
モーション参照つきの製品デモ
動画参照でカメラワークや演技を最終レンダリングへ持ち込めます。
カスタムパイプラインや製品組み込み
オープンウェイトモデルにより、エンジニアリングチームが微調整して自社スタックへ埋め込めます。
1つのブリーフで3つのモデルを比較
同じプロンプト・同じ参照素材で3つの出力を比較——すべてTopviewのワークスペースで。
















